病院で管理栄養士として数年働いていると
「病院栄養管理を基礎から学びたい」「ステップアップ資格を取りたい」「実務に役立つ情報を手に入れたい」
と思うことありますよね。
そんな時は、一人で独学せず、学会に所属して勉強をするのも良い方法だと思います。
管理栄養士が入会できる学会や協会はたくさんありますが、全部に入会していたらお金がいくらあっても足りません。
そこで今回は、病院管理栄養士に特におすすめする学会3選をご紹介したいと思います。
あくまで参考程度に気軽に読んでみてください。
もっとたくさん学会を知りたいという方は下記リンクにて一覧をご紹介しています。
ではいきましょう。
特におすすめの学会3選
特におすすめの3つを以下にご紹介。卒業して1年目は栄養士会の入会がおすすめ。
公益社団法人 日本栄養士会、地区栄養士会
もっとも管理栄養士の入会数が多い団体は日本栄養士会。
入会の際には就業場所の各都道府県栄養士会と日本栄養士会に入会することになります。
仲間を見つける機会となりますし、生涯教育制度を活用すれば、新人からベテランまですべての栄養士・管理栄養士にとって知識習得の良い機会となると思います。
反対に入会していないと、「何で入会していないの?」と先輩に言われることも。
お金のかかることなので、無理強いはよくないと思いますが、働き始めて数年は、入会するなら栄養士会かなと、いろんな意味でおすすめです。
- 会員数:49,691人(2023年3月末日時点)
- 入会費、年会費:各都道府県によって異なります
詳細は >>>日本栄養士会ホームページ をご確認ください。
一般社団法人 日本臨床栄養代謝学会
NST(栄養サポートチーム)に興味があるなら、まずJSPEN(日本臨床栄養代謝学会)がおすすめ。
よく「ジャスペン」と呼ばれるのがこの学会です。
管理栄養士だけでなく、医師、薬剤師、看護師、言語聴覚士など様々な医療職種も在籍する学会。研修会や学術集会も栄養士目線だけでなく、他の職種の目線も知ることができて、モチベーションが上がりやすい学会だと思います。
多職種で構成されるNST仲間と一緒に参加できるのも大きなメリット。知識や情報の共有がしやすくなり、円滑なNST運営につなげましょう。
また、「栄養サポートチーム加算のための40時間研修」受け入れ施設の情報も当学会HPより確認することができます。施設によっては、NST専門士取得を目指している方を優先的に受け入れるところもありますので、NSTの勉強がしたい!という方にはおすすめの学会です。
- 会員数:24,417人(2023年11月末日時点)
- 年会費(正会員):9,000円
詳細は >>>日本栄養治療学会ホームページ をご確認ください。
公益社団法人 日本糖尿病協会
日本糖尿病協会は、管理栄養士だけでなく、医師・歯科医師、メディカルスタッフ、市民、企業などで組織された団体です。
LCDE(地域糖尿病療養指導士)を取得すれば、メディカルスタッフだけでなく、市民との交流ができるのも大きな特徴だと思います。
また、月刊「糖尿病ライフさかえ」も毎月購読することができます。
入会方法は、「友の会」あるいは「本部会員」として入会することとなります。年会費が友の会ごとに異なる場合がありますので、入会時に確認をしてください。
- 会員数:約10万人
- 年会費(本部会員):3,500円
詳細は >>>日本糖尿病協会ホームページ をご確認ください。
最後に
管理栄養士が入会できる学会・協会はたくさんあります。
せっかくお金を払って入会するのであれば、今後どんな分野で活躍したいか、資格を取りたいか、勉強したいか、勤務先施設のビジョンなども含めて決めるとよいかもしれません。
皆さんに合う学会・協会が見つかる助けになればと思います。
もっとたくさん学会を知りたいという方は下記リンクにて一覧をご紹介しています。
今回の記事は学会入会を勧誘するものではなく、入会等にあたっての責任は持てません。熟考の上、各個人の責任で入会・参加をお願いします。